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県施策 感染収束後の交流見据え

飲食店で提携国料理■外国人宅に寄宿

 県内にいながら世界旅行を――。新型コロナウイルスの感染拡大で海外渡航が制限される中、世界を体感できる仕掛けを県が企画している。県内のレストランで各国料理に舌鼓を打ったり、県在住の外国人宅で「ホームステイ」をしたりしながら県民に国際交流を図ってもらうのが狙いだ。(妻鹿国和)

 県は、中国・吉林省や韓国・江原道カンウォンド、ロシア沿海地方、モンゴル・中央県などと友好提携。また、鳥取市は「鳥取・世界おもちゃ博覧会」(1989年)がきっかけでグリム兄弟生誕の地であるドイツ・ハーナウ市と、「ラジウム温泉」で有名な三朝町はラジウムを発見したキュリー夫人ゆかりのフランスにある温泉リゾート地と姉妹都市となっているなど、市町レベルでの国際交流も盛んだ。

 県や市町は派遣事業などを通じて親睦を深めてきたが、コロナ禍で相次いで中止に。新型コロナの収束が見通せない中、県民が異文化体験する機会を損なわないようにしようと、県は新施策に打って出ることにした。

 具体的には、「鳥取で世界一周! 食で交流推進事業」と銘打ち、県内のレストランで主に県と友好提携を結んでいる国の料理を期間限定(各国1か月程度)で提供。県内在住の中国、韓国、ロシア人らによる料理の講習会や、県などで働く国際交流員の異文化理解講座なども合わせて開く。

 ホームステイは、小中学生と高校生の25人程度を対象に、県内で生活している外国人宅に1泊2日してもらうほか、県民が県内在住の外国人を受け入れる「ホストファミリー」を体験する交流推進事業も実施する。

 県は、これらの施策を展開するために、2021年度一般会計当初予算案に「新しい生活様式における国際交流推進事業費」として約420万円を計上。県交流推進課は「コロナ収束後に再び交流の花を咲かせるための種をまく時期ととらえ、地道な取り組みを進めていきたい」としている。

 県内在住の国際交流員たちも「アフターコロナ」を見据え、自らの県内おすすめスポットを母国語で紹介する動画を制作。動画投稿サイト「ユーチューブ」や中国版ツイッター「微博ウェイボー」で公開している。

 動画は、カナダ出身の男性が浦富海岸の美しさを英語でリポートするものをはじめ、ロシア語による皆生温泉やとっとり花回廊、韓国語による鳥取砂丘や白壁土蔵群の紹介など6種類を公開中。「新型コロナウイルスが収束したら、素晴らしい鳥取に来て」などと呼びかけている。

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