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世界や未来とツナグ 新宿の成城中・高 来月14・15日、オンライン文化祭:東京新聞 TOKYO Web

大川遼太朗さん(下段中央)や村田信喜さん(下段左)ら実行委員会の生徒たち=新宿区で

大川遼太朗さん(下段中央)や村田信喜さん(下段左)ら実行委員会の生徒たち=新宿区で

 秋は文化祭のシーズン−。今年は新型コロナの影響でオンラインで行う学校もあるが、新宿区の成城中学校・成城高等学校も11月14、15の両日、オンラインで催す。テーマは「ツナグ」。試行錯誤を重ねてきた生徒たちは「コロナでバラバラになりがちな今こそ、世界や未来とつながりたい」と意気込む。 (中村真暁)

 例年通りの成城祭はできない−。校長からそんな方針が示されたのは休校中の六月。顔を合わせる形で集まれない中、実行委員会の生徒たちはネットで意見交換し、オンラインでやろうと決まった。だが、どんな文化祭になるかイメージできなかった。周囲の生徒たちからは「盛り上がるのか」「本当にできるのか」という声も聞こえてきた。

 熱意を学校内外に伝えようと、実行委はツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)などを使い、取り組みを広く発信。動画制作を募ると、クラスや部活動など約四十団体から、ドラマや同校の入試解説といった企画が集まった。

VR空間に再現した教室の画像 (成城祭実行委員会提供) 

VR空間に再現した教室の画像 (成城祭実行委員会提供) 

 VR(仮想現実)空間に再現した校舎を、アバター(分身)で歩き回れる仕組みを製作。また、これまでの文化祭では模擬店などの運営で金融について学んだが、今回は生徒のデザインを施したTシャツやパーカの通販を企画している。利益は、国立国際医療研究センター(同区)のコロナ対策の特別基金に寄付するという。

 実行委員長の大川遼太朗さん(17)=高校二年=は「遠足や宿泊行事が中止となり、楽しみがなくなっていた。思い出に残るよう、形を変えてでもやりたかった」と振り返る。副委員長の村田信喜さん(17)=同=は、コロナ禍がいつまで続くか分からない中「今こそ新しい成城祭を作るとき。後輩たちにつなぐためにも、足掛かりを築きたい」と力を込めた。

 生徒たちを見守ってきた岡本拓也教諭(40)は「みんなの本気度が学校全体に伝わっている」と話している。

 オンライン成城祭は、成城祭の専用ホームページから。誰でも参加できる。「2020成城祭」で検索を。


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