
レインブーツの快進撃はまだまだ続く! 大人ファッショニスタの愛用ブランド&コーディネート術。 | Vogue Japan
この冬のレインブーツの人気ぶりには、ケイト・モスも満足しているはずだ。2005年のグラストンベリー・フェスティバルでケイトが泥だらけのフィールドをハンター(HUNTER)のブーツで闊歩したのがきっかけで、同ブーツは一躍ファッションアイテムに昇格した。
そんなケイトが愛する実用的なレインブーツが今、劇的に進化中だ。足もとに重厚感を与えるウェリントン・ブーツは、カントリーサイドのルーツや野外フェスの枠を飛び越え、ハイファッションのステータスを勝ち取った。
2020-21年秋冬コレクションでプラダ(PRADA)はキャンディーカラーのラギッドソールを備えたカーフレングスのブーツを、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)はバリエーション豊富な防水加工の「パドル・ブーツ」を発表し、ヴェルサーチェ(VERSACE)はチャンキーヒールのレインブーツをリリース。また、ケイト愛用のハンターも、サンローラン(SAINT LAURENT)とタッグを組み、1955年に誕生した「オリジナル・グリーン・ウェリントン」にスタッズを散りばめたロックテイストのデザインで新しい風を吹き込んだ。さらに、ガニー(GANNI)のリサイクルラバーを利用したアイテムは、北欧のファッショニスタだけでなく、ベラ・ハディッドをはじめとするニューヨークのモデルたちにも支持され、瞬く間に完売となった。
もちろん着こなしもアップデートされている。ソーシャルメディアが誕生するずっと前から、ダイアナ元妃をはじめとするバブアー(BARBOUR)愛好者はコーデュロイパンツの裾をウェリントン・ブーツにタックインするスタイルを好んでいたが、現在のストリートでは、プレッピーなシャツドレスや2000年代風のミニキルト、エレガントなドレスまで、より大胆な組み合わせ着がキャッチされている。
テレワークが浸透し、外を散策することが数少ない楽しみになった今、このトレンドは今後もしばらく続きそうだ。というわけで、ファッショニスタたちがInstagamで披露した着こなしを見ていこう。
1. エミリー・シンドレフ/スタイリスト
色使いに定評のあるスタイリスト、エミリー・シンドレフが履いているヌードカラーのブーツは、サイモン・ミラー(SIMON MILLER)。ラベンダーカラーのダウンジャケットとストレートレッグのレザーパンツを合わせてモダンな印象に仕上げている。ケーブルニットのビーニーと太めフレームのオーバル・サングラスなど、小物の取り入れ方も参考になる。
2. サミ・ミロ/デザイナー
デザイナーのサミ・ミロは、イッセイ・ミヤケ(ISSEY MIYAKE) × ユナイテッド・ヌード(UNITED NUDE)の「バウンス」ブーツを主役に据えた着こなしでポーズ。ヴィンテージのバイカージャケットとチェックのミニスカートを合わせ、2000年代のティーンファッションにオマージュを捧げている。さらに他と差をつけたいなら、フィッシュネットタイツと厚手のニットベストをプラスするのもおすすめ。
3. マティルダ・ジェルフ/デザイナー兼インフルエンサー
ニコライ・レフストラップとディッテ・レフストラップのガニー創業者夫妻は、ファッショニスタたちがブランドに何を求めているのかをよく理解している。生粋の#GanniGirlsであるマチルダ・ジェルフは、オールブラックのコーディネートをクールにまとめる同ブランドのチャンキーなチェルシーブーツをセレクト。ボックスシルエットのレザージャケットとゆったりとしたタートルネックを合わせ、快適なルックをシックに昇華した。
4. フレーム・フェア/モデル
モデルのフレーム・フェアもまた#GanniGirlsの一員だ。コペンハーゲンを拠点にする彼女は、ガニーのレインブーツに、バウム・ウンド・ヘルガーデン(BAUM UND PFERDGARTEN)のドレスとオーバーサイズのブレザーというテーラリングアイテムとシアータイツをコーディネート。ローラン・ペラン(LAUREN PERRIN)のライクラタイツや、ニットのバケットハットは肌寒い日に最適。彼女のモノグラム・コーデを見れば、レインブーツにまだ手を付けていない人でも、思わずトライしたくなるはず。
5. ペルニーレ・タイスベック/スタイリスト兼クリエイティブ・ディレクター
ピュアホワイトのブーツは、デンマーク人スタイリストのペルニーレ・タイスベックとフィレンツェのブランド、ギア・クチュール(GIA COUTURE)の2度目のコラボレーションアイテムだ。タイスベックは、このオールホワイトのクリーンでエッジの効いたブーツをプラダのナイロンコートと、ブーツと同じ真っ白なシャネル(CHANEL)のバッグと合わせることで、洗練された隙のないルックをつくり上げている。
Text: Eni Subair
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